まいぷれ今日のランチもラーメンです。しあわせですね。
ですが…今日のラーメンはいつもよりかなり尖っています。

南アルプス市にあるラーメン屋「ばつぐん」さんの
中毒注意、１日10食限定ラーメン…その名も「ぶぅ―麺」！！

メニュー立て看板には中毒注意と罪悪感がハンパないの文字。
看板からして危険極まりない雰囲気…

挑むしかない、やられる前にやるしかない。

席に付き迷わず「ぶぅー麺」をオーダー、きっと魔人ブウから来ているんだろうと思う、間違いなく強敵であろう。

しばらくしてやってきた「ぶぅー麺」
ぱっと見はよくあるコテコテ系のラーメン。

はて？いったい何が危険なのだろう。
まずはスープと思いレンゲを沈めて驚愕


厚い油の層を超えた先を目指したレンゲは油の層を超えることなくどんぶりの底に衝突。

ありえない、、、ありえないありえないありえない！このどんぶりの内容量分の体積がほぼすべて油だなんて、

ラーメンのどんぶりを満たしているのは、おそらく背油。
油の海の底で苦しんでいるであろう
「液体のスープ」を救いだそうとしているのだが。

何度やってもレンゲがどんぶりの底から引き上げるのは油、油、油に浮かぶ固形の背油…
ありえない…

このラーメンは背油ちゃっちゃなどしていないのだ
背油に麺をおよがせているのだ！

この世に生まれ出でて40余年…これほど驚いたラーメンは初めてだ。
何年か前にスープが無い油そばなるものが流行ったが、その衝撃の比ではない。

想像してください
どんぶりいっぱいの油が入ったラーメンが目の前に置いてあり、それをいまから食することを…

意味が分からない…通常存在してはいけない物が目の前に鎮座している、ありえない状況に脳がバグる。


食事として、しいて言えばアヒージョ、浜口マサルさんの油鍋が近いのだろうか？

そういえばアヒージョは若い女性にも人気、浜口さんも油鍋を絶賛していた。

油をスープして提供される料理を思い出し、少し冷静さを取り戻した。

これは麺のアヒージョだと思えば興味もそそられる。

とはいえ一口目は恐る恐る、ゆっくりと口に運ぶ…！

…うまい…麺にからむサラサラの油が背油特有の甘みと豚骨のコクと旨味と醤油ダレの香りと柔らかい塩分、すべて取り込んでいてめちゃくちゃ美味しい。

人間は高いカロリーを摂取するとしあわせホルモンが出るとは聞いていたが、一口でまさにその状態！

うまい、美味しい、甘い、旨い、もっとほしいと脳から信号が発せられる。

これはヤバイ、まじでヤバイ！自制心を保たないと、このラーメンのスープたる油を飲み干してしまう！

看板にあった「中毒注意」の文字、理解した、中毒とは意思とは関係なく本能が欲してしまうという事。

限定10食しかないですが、コテコテ系がお好きな方は食べてみてください。
ただ、「ぶぅー麺中毒」にはご注意ください。私は敗北しました。

ちなにみに「ばつぐんさん」にはコテコテ系だけではなく、昔風さっぱりラーメンや、大看板メニューのちゃんぽんなど、メニューも豊富。お昼時は混み合うので少し時間をずらしてい行くと入りやすいです。

私は即リピートして二回目の訪問時には、次郎系の「ゆうじろうラーメン」をいただきました。
ゆうじろうラーメンは次郎系なので、もやしにキャベツと野菜も豊富、ぶぅー麺よりは罪悪感が薄れますｗ
ばつぐんさん、色々なラーメンがあってほんとにバツグンです。