甲府周辺のおすすめランチ
『キュイエット』葡萄畑に囲まれたフランス料理の名店【韮崎市穂坂】
これぞ芸術!五感で味わう地元食材 記念日・特別な日に一度は行きたいレストラン
2022/12/23
キュイエット フランス料理の名店です
ワールドカップおもしろかったですね。私はフランスの優勝を予想していたのですが、やはりメッシの回でしたか。アルゼンチン強し。あと日本代表の活躍は予想外でしたね。そんな、今年最後のランチ特集はアルゼンチン・・ではなくて、惜しくも準優勝のフランス料理を頂きたいと思います。しかも高級店です!!
家族でちょっとしたお祝い事があって、たっての希望で韮崎のキュイエットへ行くことになりました。広域農道からブドウ畑の向こうに見える素敵なお店です。今回はそのランチメニューをご紹介します。
前菜の2品です
お店のなかは満席。今回は子供も居られる掘りごたつの個室に案内されました。まずは前菜の2品から。見た目も鮮やか、えらくおしゃれなお通し。黒大根の屋根をとると・・家の中は八ヶ岳湧水マスのタルタルだそうです。まるで工芸品みたいでちょっと食べるのがもったいないかも。向こうに見えるのはカラー人参だそうです。
ゴボウのムースと馬肉の相性が絶妙
2品目はさらに彩りが豊かに。下に赤く見えているのは山梨県産の馬肉。そこへホオズキ・洋梨などいろいろな食材が加わるわけですが、特質すべきは奥に見えているムース。「ゴボウ」のムースだそうです。このゴボウのムースと馬肉の相性が抜群。そこに洋梨ホオズキの甘さが加わって、これまで味わったことのないような複雑な味覚を楽しめました。これがフランス料理か。。
切り干し大根とアサリにアオサが入ったスープが絶品
3品目は魚ものでした。これがまた絶品で、ソースを構成するのは「切り干し大根」と「アサリ」、緑の食材はアオサ。そこへ焼きを入れた浅尾大根の蓋。黄色いのは金時芋。これらの食材のアンサンブルが絶妙でうなるような旨さ。どれもこれも、馴染みのある地元食材なのに、フレンチシェフの手にかかるとこんな風に変身するんですね。
ジビエ肉にグレードアップすることができます
メインデイッシュの肉ものは、これまでの技巧を凝らした料理とは対照的に、直球ストレートという感じ。甲州レッドポークだそうです(地元ジビエにグレードアップ可能)。柔らかくてうまいです。ソースもすごい。ここでも黄色い金時芋登場。塩辛い、甘いの一辺倒でなくて、必ず味を複雑にするアクセントが入ってくるんですね。。
パンはどんどん出てきます、バター付きでやたらと旨いです。満足満足。もちろん、ワインも地元から海外のものまでいろいろ豊富。地元のブドウを使ったジュースもおいしかったです。
デザートもグレードグレードアップできます。栗の味が濃厚でした リンゴのパイは超薄皮で中はジューシー
キュイエットさんはデザートもすごくて、なんだか見たことのない立体のケーキが出てきました。通常だとリンゴのパイ。超薄皮の中に焼リンゴでアイスを絡めて食べます。さらに今回は別料金で「和栗のモンブラン」も注文。ごらんの通りの見た目も美しい3Dケーキ。立体方向に何やら主張してますね。モンブランが栗のなかの栗!っていうぐらい栗の味がして、感動。
キュイエットは果物の収穫を意味するそうですが、名前の通り地元で収穫された食材を大事に使われているお店という印象でした。普段見慣れた食材が、フレンチシェフの手で想像もつかない形と味に変貌してかえってきます。まさに芸術。フランス料理ってすごいんですね。
テーブルクロスに落ちたパンくずを集める「ダストパン」。珍しいので撮らせてもらいました
料理のクオリティもさることながら、このお店は立地も素晴らしいです。都心へ行けばフレンチの名店はたくさんあると思いますが、こういう外観とセットになったお店って日本でもそうたくさんはないんじゃないでしょうか。
ある程度、お財布からの奮発が必要なお店ですがそれに見合った満足が得られるお店です。何か大事な記念日に行かれれば、素敵な思い出になりますよ。
※年末に伺いましたがけっこう先まで予約が埋まっている状態でした。早めの予約をオススメします
お店はブドウ畑のなか。富士山も遠望できます。気持ちのいい一帯です
店名 | フランス料理キュイエット |
住所 | 山梨県韮崎市穂坂町 三ツ沢1129 |
TEL | 0551-23-1650 |
営業時間 | 11:30 - 15:30(LO13:00)|17:30 - 21:00(LO18:30) |
定休日 | 火曜日(祝日の際は営業、翌日休業) |
駐車場 | 15台 バス1台 |
備考 | ※ショートパンツビーチサンダル等、軽装でのご来店はご遠慮いただいております ※全席禁煙とさせて頂いております。ご了承ください |