本年は辰年ということで、龍にちなんだお名前の、この老舗ラーメン店にやってまいりました。北口改札から超近、とても歴史の長いお店であります。

北口近辺にお住まいの方にはおなじみのお店ですが、観光とか遠方から来られた場合、ちょっと入るのに緊張するかも。でもお店に入ればそこは昭和の懐かしい空気が漂います。家に帰ったような安心感というか。

看板メニューの味噌ラーメン。60年の歴史がある甲州味噌ラーメンです。700円でけっこう良心的。

北海道の味噌ラーメンを甲州人の舌に合うようブレンドしたというあっさりめのスープに、もちもち感のある中太麺がよく合います。飽きのこない旨さです。

厨房におられた職人みたいな店主さんから、今は奥様と女性スタッフに代わられていますが往年の味は変わらず。奇をてらった感がなく、あくまであっさりと、近所のおじいちゃんも食べにくるような。

そして全体のアツアツ感も変わらずで、この時期、冬場に食べるのがおススメです。

半分居酒屋のようなお店なので、モツやホルモンといったつまみ系もおススメです。

今回はチャーシューの代わりにモツ煮を注文しましたが、味がしみて旨いこと旨いこと。

去年は岡島のビルが閉店したり、有名芸能プロダクションが消滅したり、時代を代表する歌手がどんどん去っていった年でもありましたが、そういう移り変わりのなか、こういう昭和感、昭和の香りのするお店は、とにかく残っていて欲しいなと思いました。昭和世代なものでね(^^)。

ところで今年の甲辰(きのえ・たつ)って、辰で龍がいるのはもちろんですが、「甲」の文字。これ甲州、甲府の印象に被るなと感じた方はいませんか？　

昇る龍みたいな感じで、甲州が発展していく年であるといいですね。