城東通りに新しいカレー屋さんがオープンしました。オープンしたのはつい先々週、市立図書館へ入るＴ字路のかど、カフェのような洒落た外観であります。

ご自身、カレー屋を巡るのが趣味という、カレー道を極めんとする店主さん。カレーは基本的にスパイスと塩だけ。ソーダなどに入っている砂糖も、精製されたものは使わないなど、素材にも並々ならぬこだわりがあるようです。

メニューのカレーはシンプルに３択
・ポーク
・キーマ
・ベジタブル
※１種盛り1000円、２種盛り1200円、３種盛り1300円

「さぁどれにしましょう」ってわけで、いきなり決断の時がくるわけですが、迷った時は・・全部いっときますか。　笑

というわけで、カレーの３種盛りを注文。
見た目も華やか。テーブルの上がぱっとにぎやかになりました。

カレーの間に、４種のこだわり副菜も添えてあります。

写真ではわかりにくいですが、「パパド」っていう、インドのせんべいみたいな焼きがヨットの帆みたいに乗ってて、なんだろうこれは？ってどうしても最初に手が伸びてしまう。ナンとも違い、楽しい食感です。

こちら、ナン派（なんぱ）でない、コメ派のカレー屋さん。タテ長のインド米（パスマティライス）に山梨県産米をブレンドですか。とにかく凝ってます。

ドリンクでスパイスソーダ（300円）も頼んでみました。甘さ控えめ、レモン、スパイス、バニラビーンズと、いろいろ配合されているようです。店主いわく「大人のソーダ」だそうです。

肝心の３択カレー、まずはポークカレー食したのですが、ひとくち食べて「なるほど」という感じ。説明が非常にむずかしい・・笑。

スパイスや素材がいろいろ調合されて、辛かったり微妙に酸っぱかったり、味が一言で言えない感じなんです。いきなり意識が深いところへいきました。
県産ワインビネガー使用、これが酸っぱさの元らしいですが、この味は深い！攻めてる感じで、このポークカレーが個人的には一番気に入りました。西ゴアのカレーなんだそうです。

ベジタブルカレーはやさしくマイルドな感じ、いかにもインドのカレーといった味で、地方でいうと南インドのカレーだそうです、店主さんのお気に入りはこのカレー。

キーマカレーの方は、オリジナルで３種の中ではいちばん塩味が効いてます。これが一番日本人に合う味かもしれません。他の２種は異世界の味なので、故郷が寂しくなったら、ここへ戻っていつもの意識を取り戻しましょう、ってことなのかも。

お店の大事なコンセプトの一つに「自分のペースで食べる」という要素があって、カレー、副菜を色々混ぜたりして、ご自身で「味覚」を発見してほしいそうです。

また、満腹の感覚も個人で異なるので、ライスはおかわりOK、カレーも自分の好きなカレーを見つけたら、追加で一杯おかわりできるそうで、「自分発見」「プチインド旅行」みたいなカレー屋さんだと思いました。

営業時間にも、何時閉店とはかかれていません。とにかくのんびり、ゆったり過ごしてほしいという店主さんのおもてなし心を感じます。