甲府周辺のおすすめランチ
『シャンディーカフェ』ミニ小説つき!ぜひ読んでネ【甲斐市】
まいぷれお昼の小説 dish2『カレーと恋は似ている?』
2022/03/15
少しだけ空気が柔らかくなってきた季節、ゆったりした午後の仕事の休憩時間、会社の給湯室で同僚がぶつくさ言いながらお茶を入れていた。
どうやら先日彼氏さんとケンカをしたそうな。ほぼ八つ当たりに状態で、めちゃくちゃ熱いお茶を部長に持って行った。
なにも悪くない部長が少々かわいそうだが、そんなこともある。
その日の帰りに、上唇が少し赤い部長から備品の補充を依頼された。私の帰り道にある100均に寄って、カッターの刃とホチキスの針を買ってきて欲しいとのことだ。
現代にはアスクルというとても便利な魔法の本も存在するのだが、たぶん存じ上げないのだろう。
もしかしたら、次にめちゃくちゃ熱いお茶を部長に提供するのは私かも知れない。
とはいえ、家からも近いので帰りに100均に寄り、カッターの刃とハサミを購入することにする。
100均に入り、ほどなく目的のものを見つけ、そにまま何の気なしに店内を見て回る。店内には色とりどりの物があふれ、生活必需品から、理解しがたい用途不明な形状の物等々、どれを見ていてもとても楽しいのだが、到底100円で利益が出ているとは思えない物品が多い。
そういえば、この100均という店は自身が小さいころに、それこそ100円玉を握りしめて通った近所の駄菓子屋の似ている。100円玉という硬貨に秘められた可能性を最大限に生かすことができるワクワク感が、まさに駄菓子屋のそれなのだ。
今にして思えば、あの駄菓子屋のおばあさんも、子供のおこづかいで買える程度の売上でどうやってお店を回していたのだろう。
言うなれば現代100均と昔の駄菓子屋は、同じように謎とワクワク感に満ちているのだ。
しばらくしてレジに向かうと、途中の日用品コーナーでカップルが食器の棚を物色している。
彼女さんと思しき方が、コップの色や形、用途について熱く語っているのが聞こえる。
彼氏さんは笑顔で答えている、正直どうでもいいのだろうが神対応な彼氏さんだ。
こんな人が同僚の彼氏さんだったら部長の上唇は赤くならなかっただろうな、などと考える。
二人のいる食器の棚をよけて裏に回ると、またさっきの彼女さんの声が聞こえる。
「私の家じゃカレーの時にスプーンを水の入ったコップに、、」
なるほど、この彼女さんの家は古き良き日本の大衆文化を継承しているようだ。最近はめっきり見ないそうだが、レストランでカレーを注文すると、水の入ったコップにスプーンが刺さった状態でテーブルに置かれたらしい。
その昔,我が家でも父曰く、「これがカレーを食べる時の作法だ」と偉そうにコップの水にスプーン浸していた。
当時、カレーは家で食べるもので、母のつくるカレーが一番おいしいと思っていた、もちろんテーブルに置かれたコップにはスプーンが刺さっていた。今でも母親が作るカレーを超えるカレーには出会えない。スプーンが刺さっていようがいまいが、きっとどんなに美味しいカレーを食べても、いつまでもあの頃の母の作ったカレーが一番なのだろうと思う。
「……明日のお昼ご飯はカレーにしよう……」
カレー…。そうカレーというものは、一度カレーを食べると決めると、それ以外を胃が受け付ようとしないのだ。
もうカレーしか見えない盲目。
これは恋に似ているかもしれない。
というわけで、今日のランチはみんな大好きカレーでございます。
山梨って、有名なカレー屋さん多いじゃないですか。
ROCK、アフガン、デリーベイ。最近だとリブスパイスとか、老舗だと一刀斎、じゃがいもetc…
ここには書ききれないくらい美味しいカレー屋さんがありますよね。
実は山梨ってカレーの王国じゃないのかしら?山梨はカレー好きが暮らすには、とってもいい環境だと思います(^^♪
で、本日は甲斐市にあるシャンディーカフェさんにやってきました。
シャンティ―カフェさんは2月にオープンしたばかりの新店!
テイクアウトにも力が入っていて、駐車場側にテイクアウト用のカウンターもあります。
店内への入り口は向かって左に進むとドアがありますのでそこから入れます。
まず驚くのは店内が個性的、色とりどりの珈琲カップセットやグラス、調度品など、オーナーさんがコツコツ集めて作り上げたという、こだわりの内装は非現実の世界に迷い込んだ気分になれます。
カウンターに座り、メニューを確認するとメインはキーマカレーで、これにトッピングをあしらうスタイル。
今回はチーズ&コーンをトッピングして注文。
ほとんど待たずにやってきました♪
カレーはキーマとは言え、水分多めでご飯によくなじみます。辛さもそこまで辛くないですが、舌にはしっかりスパイスを感じます。ひき肉も大きめでかなりしっかりお肉を感じられてるので、男性でも美味しく満足できますね。
なにしろ店内の雰囲気が独特なので、カレーを味わいながら置いてあるカップやグラスを見ながら雰囲気を楽しみに来てもいいかもしれません。
店内は貸し切りもできるみたいなので、興味のある方はオーナーさんに聞いてみてください。
店名 | シャンディーカフェ |
住所 | 山梨県甲斐市西八幡3780-3 |
営業時間 | [月・木・金]11:00~14:00 [火・土]11:00~14:00/17:00~22:00 |
定休日 | 水・日曜 |
備考 | 営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
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