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甲府周辺のおすすめランチ

『MANGOSTEEN HOKUTO(マンゴスチンホクト)』 異空間!明野に現る オープンした話題も豊富なビール食堂【北杜市明野町】

発酵餃子・醸造ビール・メスカル・隣接する広大なアートギャラリー 明野に前衛的な複合スポット誕生!

2023/03/22

今回はMANGOSTEEN HOKUTOさんとGASBON METABOLISMさんのW紹介です
今回はMANGOSTEEN HOKUTOさんとGASBON METABOLISMさんのW紹介です
いっきに暖かくなってきました。今年は花粉すごいかも。とはいえやはりウキウキお出かけしたくなる季節。今回はそんな春のお出かけにいかが?という 一風変わったランチスポットのご紹介。

先ごろ明野に完成したビール工場「マンゴスチン北杜」さん。東京の業者さんがクラウドファンディングも活用され工場跡地を使って建造。今年から正式な稼働で、ビールも飲めるし食事スポットもあるとのこと。

飲む気満々での見学となりました(^^
工場をそのまま使った建物。週末になると明かりが灯ります ここへそのまま車を停めてもOK
工場をそのまま使った建物。週末になると明かりが灯ります ここへそのまま車を停めてもOK
場所は明野の真ん中を走る県道23号沿いなのですが、工場の敷地をそのまま使っていて派手な看板もないため、ちょっとわかりにくいかも。スマホMAPなどでご確認を。

営業は金土日なので、もし平日行くとしたら金曜だけ。駐車場は施設の正面にそのまま停めてもらうか、横にある工場跡も連携する駐車場(ガスボンメタボリズムさん)となっていて、こちらへ停めても大丈夫だそうです。全体で30台ぐらいはいけそう。
入って玄関を反対側からみたところ。酒類の販売と立ち飲みのフロアとなっています
入って玄関を反対側からみたところ。酒類の販売と立ち飲みのフロアとなっています
発酵中のビールに「聴いてくれ」といわんばかりに設置されたDJ台
発酵中のビールに「聴いてくれ」といわんばかりに設置されたDJ台
正面フロアから入ると、ドーンとおしゃれなラウンジが。基本畑と民家ばかりの明野エリアでこれは圧倒されます。何故にこの地を選ばれたのか?

3つのエリアがありまして
万珍醸造 / ブルワリー
万珍酒店 /  ボトルショップ&タップルーム <正面>
万珍包 /  ビール食堂

正面入口のここはボトルショップ。そして奥にはなるほどブルワリーが。醸造タンクが並んでいます。結ぶ通路にはDJ台!。醸造所内で音楽イベントを開くそうで、おもしろいなぁ。発酵中のビールにクラブ系ミュージックを聴かせるんでしょうか。

では食べる場所はどこかというと、建物を右に回り込んだところ。これが今回の食事スポット「万珍包」(まんちんぽう※読みそのまま)
です!

食事スペースは建物の側面から入ります(なかは繋がってます)
食事スペースは建物の側面から入ります(なかは繋がってます)
社員食堂をそのまま活用した食堂
社員食堂をそのまま活用した食堂
食堂はレトロアジア調。厨房では理科の実験中のようなシェフたちが。

メインとなるのは餃子のようです。万よろずの、珍しい食材を、包むってわけで、確かに珍しいメニューが並んでいます。食材は、野菜からお米まで地元食材礼賛的なラインナップ。観光に来たお客さんも喜びそうです。
お米も明野産、居酒屋としてもいけるかも
お米も明野産、居酒屋としてもいけるかも
餃子定食は、3つコース、4つ(全部乗せ)コースとあって、メニューにある餃子のなかからセレクトする仕組み。餃子生地のなかにビール醸造で残った麦芽を練りこんであるようです。具がやたらとマニアック。

※餃子の具4種
豚肉と発酵大根
明野産鹿肉と味噌漬けごぼう
春菊と葱
鶏肉とゆずと発酵大根

発酵に関連した食材メニューが多いような気がします。テーマなんでしょうかね。餃子にかけるタレは黒酢。全体として酸味と香りを効かせた味となっていて、これからの季節にぴったりかも。スパイシーで美味しい餃子でした。
酸味あっさり系 鶏肉とゆずと発酵大根がワタシのお気に入りです
酸味あっさり系 鶏肉とゆずと発酵大根がワタシのお気に入りです
今日は酸味ではく塩分な気分かなぁ、ってときは、明野産鹿肉の麻婆豆腐、ルースイ(鶏肉と卵のスパイス煮)、2つの定食がありますのでそちらを。やはりどちらも香りが効いて美味しい♪
ルースイ(鶏肉と卵のスパイス煮) 八角効いてます
ルースイ(鶏肉と卵のスパイス煮) 八角効いてます
白衣の厨房シェフたち
白衣の厨房シェフたち
ここは11:00-20:00までの通し営業。何時に来ても、このランチは食べられるってわけで。そして万珍な食材の相棒には、やはりビールが欲しくなるわけですが、、
通常のビールからマンゴスチン入り、黒ビールまで
通常のビールからマンゴスチン入り、黒ビールまで
ビールは正面のフロアで直接汲んでもらって、そのまま食堂へ持ち込めます。持って帰れる缶ビールもありますが、当然ここは生でしょうナマ。

スパイシーな発酵料理に、地元で出来た作りたて美味しいビールと。これはたまらん!店名通り、<果物の王様>マンゴスチンが入っているビールもあります。ひまわりの時期に飲みたい華やかな味でした。

なにかと珍しいものがあって話題の尽きないお店ですが、さらにおススメということで飲ませてもらったのは、コレ ↓
明野に何故かメキシコの蒸留酒現る
明野に何故かメキシコの蒸留酒現る
「メスカル」なる、メキシコの蒸留酒。
お店のスタッフさん曰く「絶対に絶対に悪酔いしないすごい酒」。

メキシコのサボテンの一種から作られるお酒で、蒸留所ごとにそれぞれ味が全然違う、通好みのお酒だそうです。アルコール度も高し。飲んでみると、なるほどピーティーだったりオイリーだったり、スコッチウィスキーを試飲しているような気分になってきました。

後味はすっきりしてなるほど残らない感じ。ボトルでも売ってますが、けっこうなお値段なので、まずはグラスで一杯頼んでみてはいかがでしょうか。なかなか飲めないレアなお酒でした。
蒸留所ごとに個性があり味が違います ※珍しいものとしてオーストラリアのオーガニックワインもあります
蒸留所ごとに個性があり味が違います ※珍しいものとしてオーストラリアのオーガニックワインもあります
ビールときてDJ台ときて中華ときてメキシコときて、カオスで冒険的なムードを充分に味わえますが、さらに横に建っているギャラリー「ガスボンメタボリズム」さんがすごい。

マンゴスチンさんより早い時期にオープン。別会社ですが、それぞれ連携関係にあるようです。作家さんたちが滞在できる「居住地」であり、作品を展示する「ギャラリー」であり、作品を保管する「倉庫」であり、撮影にも使える「スタジオ」であり、いろいろ実験的な取り組みをされているようですな。

とりあえず今回はアートギャラリーとして見学させてもらったのですが、とにかく広い
現代アート中心、とにかく広い
現代アート中心、とにかく広い
とにかく広いのです。これだけ広さのあるアートギャラリーって山梨で他にあるんでしょうか。あくまでギャラリー展示であり美術館とは違うので、入館料も特に発生しません。規模としては、地域の芸術祭レベルに近く、有料であってもおかしくないんですけどねぇ。すごいな。

展示は現代アート中心。普段アートから縁遠い我々ですが、先入観がない分、かえって素直に作品を楽しめるのかもしれないです(というか楽しめました)。

特に広い空間を活かして、歩いたり入ったりして味わう作品。不思議の国に入った気分で、おもしろかったです!
広い空間を活かした作品多し。時間をかけて楽しめます
広い空間を活かした作品多し。時間をかけて楽しめます
マンゴスチンさんとガスボンさんだけで、たぶん半日は楽しめるんじゃないかと思います。韮崎駅からバスで行く「酔いどれツアー」なんてのもされているようなので要チェック。

みんなで賑やかに、音楽と造形や色彩表現、集めてきた珍しいものを食べて、、これって大昔、縄文人がやっていたことなんじゃないでしょうか。ここらへん縄文人住んでたし。

2023年コロナ明け。明野に突如として現れた異空間。万珍な世界、ぜひご堪能を。

※帰りはちゃんと代行で帰りました
店名MANGOSTEEN HOKUTO
住所山梨県北杜市明野町浅尾新田31−1
TEL0551-45-6773
営業時間11:00-20:00
営業日金土日 (ガスボンメタボリズムは金土日月)
駐車場30台前後
お店HPhttps://mangosteen.vc/mangosteen-hokuto/
関連ページGASBON METABOLISM(ガスボンメタボリズム)
http://studio.gasbook.net/