今回ご紹介するのは、朝日町に古くからある、はらぺこ学生さんにはおそらくお馴染みのあのお店。まいぷれ編集部の面々も昔お世話になりました。

メニューがたくさんあったお店とは記憶してますが、ある学生さんから「まいぷれさん、あれをまだ食べたことないんすか？」と、マストメニューの存在を知らされまして。「あ、それ食ったことない。行こうか」ということになったのでありますが。。入ったのは何年ぶりでしょうか。

店内は変わらず。名曲喫茶、昭和の喫茶店のような雰囲気で、懐かしい漫画がたくさん。
そして、メニューだらけの壁。いいですねぇ。漫画を読み続けるとレッドカードなので、注意しましょうね。

ちょうど隣の席に、格闘家？みたいな屈強な若者４人組み。
すでに注文は終っているようです。何を注文されたのか、おススメメニューをきいてみますと、

「あの〜メニューがたくさんあるんですけど。この中でどれか、おススメなんてのはあるんでしょうか？」

「これ。これですよ。ここに入ったらこれ一択です！」

４人の若者の指は、磁石の針のように、同じ方向、ある一つのメニューにとまりました。

そう、これがまさしく今回の目的メニューなのであります。

そして待つこと３０分弱・・(お昼時間帯は混みます。奥様がひとりでされてます)

これは衝撃　笑

積み上げられた肉が山になってる。連なってるし。山脈だ！ 下界にかすむキャベツとケチャップ。

カラアゲ　２４０ｇ
ササミカツ　１００ｇ
チキンカツ　２００ｇ
ソテー　２００ｇ
これに大盛りご飯と味噌汁も入れたら、総量１キロ近いかも。

たしかにご馳走には変わりないんですが・・ここまでの盛りとは。予想外。いかにすればこの山を平らげることができるのか？、登山的な思考を巡らせながらの昼食となりました。ペースが大事　笑

核心部は、なんといってもササミ＆チキンのＷカツにあるといっていいでしょう。
同じ鶏肉で、わざわざ部位を分けて３００gも積んであるこの徹底ぶり。ヘビーです。
ケチャップやソースを加えて変化をつけながら、ここを平らげれば、完食が見えてきます。

援軍となるのは、下界にあるキャベツですが・・添え物のキャベツがこれほどありがたいと感じたことはありませんでした。笑

ここでさらにカラアゲはどうか？と思うでしょうが、カレーの下味がついてます。カロリー攻めのあとでもけっこうイケます。

こうなると、残るしっとりソテーの鶏肉はもはや「おやつ」・・食後のデザートにとっておきましょうね♩

というわけで、なんとか完食しましたが、こんなに多くの鶏肉を一度に食べたのは初めてでした。これのために、韮崎からチャリでやってくるお客もいるそうですよ。そのぐらいの運動でちょうど見合うかも。

そしてお客さんの満腹した様子をみるのが、お店の奥様の楽しみだとか。ぜひ「お腹いっぱい！」（そりゃそうでしょうよ）の一言を。

まぁ、完食できるかは別として、これぞ故郷の味。こういうお店があるってのはありがたいですね♪

奥様からのアドバイス

ひなたさんは、現在奥様お一人で切り盛りされているため、どうしてもキャパ的に時間がかかってしまうそうです。特にお昼はお店が混むため、大勢で来られてしまうと、料理をお出しするのに相当時間がかかってしまうとのこと。

お店が混んでいるときは、夕方とか夜とか、時間帯を変えて、少人数でポツポツ来てもらえると、スムーズ！　だそうです。

むしろお一人さま大歓迎！

追記

このてんこもりメニューは四天王の如く、４段階に分かれていることを知りました。

１：とりコンビ　８００円　　チキン２種類
２：とりとりとり　１０００円　チキン３種類　
３：とり三昧　１１００円　チキン４種類
４：ひなたスペシャル　１５００円　チキン４種類＋とんかつ＋さっぱり焼肉

私が昔食べたのは、おそらく「１」だったんだろうと思います。それでも量は充分多かった記憶がありますが。このラインナップでは「ククク、奴は四天王のなかでも最弱・・」ってことでしょう。たぶん。

そして、今回のとり三昧よりさらに上、究極メニュー“ひなたスペシャル”ってのがあるんですね。２日ぐらい断食すればいけるんでしょうか。一週間にひとりぐらい、挑戦者がいるようですが。

“さっぱり焼肉”なんて書いてあるから、「焼肉をデザート代わりに平らげろ」と、たぶんそういうことなんだと思います。